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2026年振り返り

2025年は私にとって、
多くの方々の協力と励ましに支えられながら、
一つひとつ成果を積み重ねてきた一年でした。

この一年で、
台湾師範大学・華語文教学系修士課程を修了しました。
日々の授業や活動に追われる中、
改めて「なぜ教えるのか」
「どのように伝えるべきか」を考える時間を持ち、
海外で台湾華語を教えてきた経験に、
より確かな軸を見出すことができたように思います。

また、
総統より任命書を拝受する大きな日もありました。
その瞬間に感じたのは誇りよりも、
「これまで以上に責任を持って
歩んでいかなければならない」
という覚悟でした。

台湾文化の普及活動としては、
講客ラジオへの出演、世界客家会議への参加、
そして僑委会「海外民俗文化教師」の資格取得など、
多くの貴重な機会に恵まれました。
文化を伝えることは、
一人で成し遂げるものではなく、
人と人とのつながりの中で育まれていくものだと、
改めて実感した一年でもあります。

そして何より、
私が一番大切にしているのは、
教室で過ごす時間です。
大阪府高齢者大学では、
台湾を紹介する講座を担当し、
日本の中学・高校では、
生徒たちとことばや文化を通じて向き合いました。
さらに、
教室の学生とともに東海大学を訪れ、
学びが実際の交流へと広がる瞬間を
共有することができました。

学術面では、政治大学での華語教育研究の発表、
そして、
同大学日本語学科の特別審査員として
関わる機会もあり、
「教える立場」と「見つめ直す立場」の両方を経験した一年でした。

そして2025年には、
もう一つ、特別な意味を持つ出来事がありました。
大阪弁天町台湾華語教室が
僑委会の審査を正式に通過し、
2026年に「台湾華語文学習センター」として
設立されることが決定したことです。

これは決して一朝一夕で得られた結果ではありません。
日本で地道に授業を続け、文化活動を重ね、学生や地域の方々と向き合ってきた年月の積み重ねが、ようやく形になった瞬間でした。
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。

決して楽な一年ではありませんでしたが、
学生の皆さん、友人、先輩、家族の存在があったからこそ、立ち止まらずに前へ進むことができました。

2026年は、
「台湾華語文学習センター・大阪弁天町台湾華語教室」
として、
これまで以上に台湾華語と台湾文化を丁寧に、
日本へ伝えていきたいと思っています。

これからも、出会いと学びを大切にしながら、
一歩ずつ、誠実に歩んでいきます。